現在把握できている現地の被災情報に関しまして

2023年11月4日午前4時頃のM6.4の地震の影響により、現在の状況は35000世帯以上が家屋倒壊によりホームレスになっています。また、248校の校舎が地震により破壊され、106校の校舎が全壊しました。余震は約400回確認されており、恐怖と不安の中で現地の人々は過ごしています。被災死亡者の死亡理由の大きな内訳としては、厳しい寒さや内服が不可能になったことが原因で亡くなる方が非常に多い現状にあります。まさに、途上国の僻地に見られる「医療・支援の届かない地域での災害」の残酷な事態が続いています。

災害サイクルの慢性期においては、感染症蔓延等の問題もあり、当団体の活動としては感染症の予防に関する取り組みのみならず、その後2015年に経験した地震後の人身売買を始めとする犯罪の発生の多発に対応するべく様々な問題や課題の解決に向けて取り組んでいく予定です。